読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

踊る1401便

星間旅行は今日も続く

何か、聞こえた

私の公演に来てくださった方にはお話ししたことがありますが、私は頭の中に「声」が聞こえます。

もちろん雑踏の中にいて聞こえるものとは違い、それは直接頭の中に語りかけてくるのです。

 

実はその「声」、昔からうっすらと聞こえてはいたけど、ちゃんとは聞こえていませんでした。

しかし、ある日を境にハッキリと聞こえるようになったのです。

 

 

ーその日は唐突にー

 

将来の理想と現実(会社)の間でモヤモヤする毎日。

会社の仕事は忙しく、精神的なストレスと疲れから体調を崩してしまい、その日は家でゴロゴロしていました。

 

熱と風邪薬で頭はボーっとするし、体を動かしたくても関節が痛いし、汗かいて体は臭いし、新しいパソコンも欲しいし…。

 

鬱々とした感情がグルグルして頭の中は不安が過剰積載。

自分の理想に向かって進んでいる気が全くしない。

俺はどんな人生になっていくのかな

願いなんてきっと叶わなくてこのまま死ぬんだろうな…。

 

でもそんなのはイヤだ!!なんとかしたい!!

 

そんなことを考えていると、頭の奥から声がしたのです。

 

 

「お前の願いはとっくに叶ってるよ」

 

…ハイ??

「だから、お前の願いはとっくに叶ってるって言ったの」

 

…うん??

 

自分が頭で考えた妄想会話とは明らかに違う。

現実の「誰か」が話しかけられた時に近い感じ。

 

小学校時代から理科・化学・物理が大好きだった私には信じられない様な体験。

でも不思議と突然現れた「声」に対し疑念はなく、最初から受け入れていたのです。

 

俺の願いってもう叶ってるの??

「そりゃあね。お前が思った瞬間に叶ってるよ」

 

じゃぁ、「ディズニーランドの年間パスポートが欲しい!!」の件は??

「そんなの買えばいいじゃん」

 

おいおい。そういうこと??

 

じゃぁ、「宝クジの一等が当たれ!!」の件は??

「もちろん、それだって叶ってるよ」

 

…えー。ウソウソウソウソ。宝クジが当たったことなんかありませんから!!

私が全力で頭の中でツッコミを入れると、多少食い気味にこう返って来ました。

「いやいや、違うって。宝クジが当たったんじゃなくて、願いが叶ってるって言ったの!!」

 

はぁ??意味が全然わからないんだけど…。

だって俺は「宝くじを当てたいって」願ったんだよ??叶ってないんだよ??

「そうそう。だよね。じゃあさ、その願いは本気で叶うと思ってた?」

 

「本気だった?」と聞かれるとそうじゃない気がして来るものです。

というか、本当はやっぱりどこかで「当たるわけないか」と考えていました。

 

いや…当たらないだろうなって思ってたかも。

「ほら!! 当たるわけがない がちゃんと叶ってるじゃん!! ね!!」

おおぅ。そういうこと??

でも何でそっちを叶えてしまったんや!! アホ!!

 

 

生まれて初めての経験に、さすがに歌って踊るまではしなかったけど、なぜかスムーズに始まった脳内会話キャッチボール。

 

焦らなかった理由は、きっと「声の正体」をなんとなく知っていたからなのかな。

 

そしてこの声に導かれ、私の人生は大きく動き始めたのです。

 

 

つづく。