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踊る1401便

星間旅行は今日も続く

子供と携帯電話

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最近、子供と携帯電話について話しをしました。

 

知人の子のトラブルを元に、使用方法について思う所があったからです。

親と子。考えは違います。

 

今回は子供と話した内容をまとめます。

 

 

SNSとの付き合い方を考える

子供に携帯電話を与える親にとって、最も心配になるのがSNSではないでしょうか。

手軽にコミュニケーションを図れる便利なアプリです。

 

 

しかし別の視点で見ると、親の知らない所で知人が増えている事に気が付きます。

これは中々の恐ろしさです。

 

リアルの友達であれば、ある程度の人間性が分かります。

 

しかしSNSの相手は、本当の年齢も、性別も、職業も分かりません。

もし悪意のある大人だった場合、小中学生を騙すのなんて簡単です。

 

ありがちなのが相談トラブル。

SNS上の相手は、基本あなたの子供の心配などしていません。

 

相手の思ったように回答をします。

そこには「本当の責任感」などありません。

 

100%の状況を理解しないままの、好き勝手なアドバイス。

格好付けた事を言うのは簡単なのです。

 

そのため、SNSも使い方を誤るとトラブルの種になります。

 

 

起きてしまったトラブル

知人の子供は学校での悩みがあり、とあるSNSで相談をしていました。

 

「類は友を呼ぶ」とは言いますが、そこでは同じような悩みを持った人達が年齢関係なく集まり、コミュニティーが形成されていたのです。

 

そこには精神的に病んでいらっしゃる方も多数。

リストカット画像の見せ合いなどもある状況でした。

 

それを目にした知人の子。

だんだん「その行為」に慣れと憧れを抱いてしまい……。

 

遂に学校でリストカットに及んでしまいました。

 

完全に引っ張られたのです。

その空気に。

 

 

学校は一時騒然としましたが、何とか事なきを得ました。

 

しかし、仲の良い友達がその様な行為をし、大きなショックを受けた子もいます。

本人の認識以上に大きな自体となってしまったのです。

 

SNSでのやりとりでは、明らかにリストカットへ誘導する書込みもありました。

「気分転換になる」、「他人に迷惑は掛からない」、「一度やれば怖くなくなる」など。

 

透明な悪意を投げられると、子供はそれを避けられません。

純粋な子である程、真正面で受けてしまいます。

 

結果、悩みの種が増えてしまう。

SNSで気軽に相談した事により、大きな痛手が返って来る場合があるのです。

 

子供は善悪の区別が見極められません。

 

それを防ぐのは、保護者である親の役目なのです。

 

 

②コミュニティの作り方を教える

基本的に子供は仲間を作るのが上手です。

それは「壁が無い」事が大きいと思います。

 

しかし、それは相手が同年代で、さらに顔を知っている事が条件です。 

なので、その一切が分からないSNS上の相手には何も出来ません。

 

「壁の無さ」が逆効果になるのです。

 

 

偽善的で悪意ある誘導が施された場合、疑いも無く影響を受け続けます。

 

まして、相手は「自分の相談に乗ってくれる人」。

子供からの信頼感も十分です。

 

影響を受け続けた結果、親の知らない内にコントロールされた子供が形成されます。

 

 

極端に聞こえますが、これが上記で実際に起きたトラブルの原因です。

 

 

コミュニティーは参加するものではなく、自分で作るもの。

しかも、リアルに顔を合わせた人の紹介に限り加入を良しとする。

 

そうすれば無関係者が排除され、安心感と連帯感が生まれます。

更に自分で作ったコミュニティー。リーダー性も発揮されるでしょう。

 

まずはここが出発点ではないでしょうか。

コミュニティーの作り方に慣れてくると、徐々に見極めも出来る様になります。

 

以前のmixiの様な仕組みですが、これが一つの打開策になるのです。

 

 

③約束をする

携帯電話を渡す前には、必ず約束をします。

 

①使用時間の制限

②アプリの無断取得禁止

③課金は親の許可制

④友達と遊んでいる時は使用しない などなど……

 

窮屈に感じるかもしれませんが、これ位は当然です。

ここに自由さは不要です。

 

携帯電話に自由を求めるのであれば、善悪の区別がつく様になれば良いのです。

出来ないのであれば、親が保護する必要があります。

 

 

しかし、残念な事に約束は守られません。

一度や二度、必ず破られます。

 

ですが、それで良いのです。

その都度「約束を守れなかった理由」、「何故この約束をしたか」、「約束をする目的は何か」、「どうすれば約束を守れるか」をじっくりと話して下さい。

 

そのきっかけを、子供は「約束を破る」という形で与えてくれます。

繰返し話す内、子供の理解も少しづつ進み、やがては「親の意向を理解」してくれます。

 

決して怒らず、怒鳴らず、諭すように、対話するのがコツです。

 

 

保護者として

子供は日々成長しています。

しかし、思春期は子供と大人の中間地点。

 

100%の自由が無いのは当然です。

自由を与え過ぎた結果、子供が困る自体は避けたいのです。

 

未然に防ぐ事が出来るのであれば、それに越した事はありません。

その為の保護者です。

 

「自由を与え、痛手を負うから人生の勉強になる」と、お考えの方もいるでしょう。

わたしもどちらかと言えば、その考えです。

 

モノによってはその通りだと思います。

 

ですが、「気が付いたら致命傷」だったり「一生の傷が残る」では意味が違います。

ましてや、本人の意思の外側からの影響で起きてしまったのであれば。

 

 

また、保護者として護るべきは自分の子供だけではありません。

周辺地域の友達も含めて護る気概が必要です。

 

携帯電話を持っていない子からすれば、持っている子は羨ましい存在。

それが元で、トラブルになる事もあります。

 

また友達同士で不用意にインターネットを漁り、「余計な知識を与えた」と親が怒鳴り出てくる場合だってあります。

 

携帯電話が原因で、友達同士の関係にヒビが入っては元も子もありません。

 

その「きっかけ」を親が与えてはなりません。

そうならない様に、親が教えるべきなのです。

 

それが、ひいては周辺地域の子供たちをも護る事に繋がっていくのです。

 

 

まとめ

SNSは親の保護下で行う

②コミュニティーは自分で作る

③約束をする(何度でも)

 

 

 

以上です。 

携帯電話によるトラブルは全て親の責任。

そういう方もいます。

 

確かにそれも一理あるでしょう。

しかし、子供による携帯電話の使用は親の想像以上で「そんな使い方するのか」と感心するほどであり、読めません。

 

子供たちも情報と知恵を交換しあい、親だけでは制御しきれない状況になっていきます。

 

ましてや思春期。

親と話す機会が減れば尚更です。

 

そのため「親同士の助け合い」が必然となります。

 

子供がコミュニティーを作るように、親もコミュニティーを作らなければならないのです。

 

「子供が悩みを話す環境を作れなかった親が悪い」と言われる事もあります。

「もっと子供に目を掛けていればトラブルなんて起きなかった」とも。

 

それはトラブルを起こしてしまった子供の親が一番痛感しています。

しかし、そんな単純な話しではありません。

 

現に、そんな素振りの無かった子がトラブルを起こしているのです。

本質は深く、暗い。

 

携帯電話は便利な道具ですが、便利さを見誤ってはいけません。

「子供を信頼しているから」を大義名分に放置すると周りを巻き込みます。

 

 

近所の付き合いが無くなって久しくなりました。

この時代、もう一度身の回りを見直す必要があると感じています。