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踊る1401便

星間旅行は今日も続く

量子論解説-シュレーディンガーのにゃんこ-

科学的なもの 生活に使えるかどうか

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今日は量子論の解説です。

 

ブログを見てくれた知人からこんな質問をいただきました。

量子論は…何となく分かった。嫌、分からん。

そういえばさ、あれ知ってる?あの…あれあれ。

あれだよ。猫のあれ。そうそう。可愛いよね猫。

俺は犬派だけど(笑) ちがうちがう。

なんか、猫が段ボールの中で死んでる!!ってやつ。

え?ちがうよ!!虐待とかじゃなくて!!

箱の中の猫は生きてるでしょうか!?みたいなの!!

クイズじゃねぇよ!! あー、でもクイズみたいなの!!

 

なんで分かんないんだよ!!もういいわ!! 

 

ヒント少なすぎ。

で、彼が言いたかったのは「シュレーディンガーの猫」。

 

皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?

量子論を説明する時に良く出てきますね。

 

聞いたことはあるけど、良く分からない方も多いと思います。

なので、今日はこの「シュレーディンガーの猫」を簡単に解説します。

 

さぁ、はじめよう。

 

 

シュレーディンガーって誰?

昔の物理学者さんです。

エルヴィン・シュレーディンガー - Wikipedia

 

元々は「波動力学」を提唱して有名になった方です。

猫を実験対象にするあたり、きっと犬派。

 

量子は状態が平行しちゃう

量子の世界では「重ね合わせ」という状態が起きます。

 

量子は、観測をするまでは「そこにあるかもしれない存在」です。

legolife.hateblo.jp

 

観測をした結果「ある」と「ない」が分かります。

逆にいうと、観測をするまでは「ある」と「ない」が共存しているのです。

 

これは大きな世界観では生まれません。

量子サイズのミクロな世界だから生まれる現象です。

 

頭の中でイメージして見て下さい。

 

・マクロな場合・

①箱の中に本を1冊入れる

②箱の真ん中に仕切りをする

③本は仕切りの左右のどちらかに入っている

フタを開けても結果は同じ

 

ですよね。

これは分かりやすいと思います。

 

 

では、ミクロだとどうでしょうか。

 

・ミクロな場合・

①箱の中に電子を1個入れる

②箱の真ん中に仕切りをする

③電子が仕切りの左右に入っている確率は「左右とも50%」

④フタを開けたら結果が分かる

 

と、なります。

 

「開けてみないと、どちらに入っているか分からない」ではありません。

「フタを開けるまでは、どちらにも入ってる」のです。

 

そう、本当に入っているのです。

これは数々の実験でも実証されています。

 

ホント不思議。

 

 

ここで猫の出番だにゃー

当時、このトンデモ理論に反論したのがシュレーディンガーさん。

「こんなのただの屁理屈じゃん!!」です。

 

そして「じゃぁ、これならどうよ!!」と思考実験を提示します。

シュレーディンガーの猫 - Wikipedia

 

・準備・

ラジウム(放射性物質) 1個

ガイガーカウンター(放射線量測量機) 1個

③青酸ガス発生装置 1個

④にゃんこ 1匹

⑤箱 1個

 

ラジウムが1時間以内に核分裂を起こす確率は50%とします。

 

1時間以内にラジウム核分裂を起こすと、ガイガーカウンターが反応。

青酸ガスが箱の中で噴出されて、にゃんこは死ぬ。

 

核分裂が起きなければ、にゃんこは強く生きろ。

 

そんな実験。

 

 

これで何がわかるの?

ラジウムは電子サイズに小っこいので、箱の中では「核分裂を起こしている状態」と「核分裂を起こしていない状態」が重なっています。

 

すると、マクロなにゃんこも生死が重なってしまうのです。

生死を握るのはラジウム核分裂次第ですから。

 

で、箱のフタを開けた時に生死が確定します。

 

そんな訳ないよね?っていうのが、にゃんこの主張。

あ、シュレーディンガーの主張。

 

そんな思考実験。

 

 

当時は「重なり合う」という状態が不思議すぎたんですよね。

今では「マクロの世界でもミクロの世界と同じように観測された!!」なんて話しが出てきています。

 

まだまだ「嘘だろ!?」が「本当だ…」になっている最中。

 

 

価値観は今日も尚、ブンブン変化していっているのです。